展覧会レポート

来年6月にアメリカへ

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アメリカ、”TouchingStoneGallery”オーナーご夫妻と都内でのミーティングの日を迎え、クリアファイル2冊分の試作品を携え会場に向かいました。

私より以前から同ギャラリーで活動されている日本在住の中国人墨絵画家の「王」さんと言う方も同席され、初の顔合わせとなったのですが、奇遇なことに私と同じ市内在住とのことで、不思議な縁を感じつつ、手配した会議室に入ってミーティングを開始し、しばしの雑談の後、作品鑑賞と言う流れ。。。

ご夫妻が希望されている基本的な作品イメージは理解している積りでしたので、客観的な意味で今回私が用意したもののの全てがそれに適うものではないという自覚の元、試作した流れに沿って考えの変化などを解説し、
先方の感想も聞いていくと、、、やはり、「日本画寄り」の作品には微妙な反応が(汗)

なかでも、最も力を入れた青系の色調の作品にその傾向が顕著で、、、オーナーさん曰く、「こんな感じの青色はアメリカのお客さんには、受け入れられ辛く、私たちもあまり興味が涌かないのですよ」と、そこは私も予想外でした。

群青色は日本画では筆頭にあげられる基本色ですし、私の近作の中では「青系」がトレンドで、、、今回の青の試作品を見せた絵画教室の生徒さんの反応も良かったので、それなりに自信もあったのですが(汗)

そんなカルチャーギャップこそが、海外の画廊で活動する最大の目的かつ、面白さでもあり、さまざまな形態・色調の試作を持ち込み「NGライン」ははっきりと見えて来ましたので、今後の制作ではそれを踏まえて角度を上げて行けば良いと。。。

しかしながら、今回私が持参したのは飽くまで「試作」で、これから描くべき作品の方向性や絵の具の感触を探っている段階にあり、作品内容よりも模索過程を説明していた積りでしたが、目の前のものにシンプルに反応するのがモットーのご夫妻には、そう言った「描く側の事情」は通用せず、なんだかつまらない言い訳に終始してしまったような印象で。

彼らのそんな姿勢を心より尊敬し、その目には信頼を置いて居ますので、引き続き試作を重ね、高い期待に応えられるような閃きある作品を作りたいと思いますが、、、。

用意した中には思いがけず良反応を得たものもあり、なんとか、次の展覧会へ向けての話も出まして、来年六月に今回初対面を果たした王さんとの2人展を企画していただけることになりました♪

僅かな期間ではありましたが、久々に緊張感漂う試作に耽りましたので、ミーティングを終えるとどっと疲れが押し寄せ、勢い、帰りは東京駅からグリーン車に乗り込みプチ贅沢(笑)

久しぶりのアメリカでの展覧会に、期待と不安が高まります。

●画像のカラー作品が反応が悪かったもの、モノクロ調が良かったものです。

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【展覧会レポート】光子展 2009 ~つながり~

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絵画教室の出身者の光子さんが、南青山にて開催された個展、「光子展 2009 ~つながり~」のレポートです。

会場となった「ギャラリーハウス・マヤ」は、外苑前駅を出て、賑やかな青山通りから細い路地を入った先の、都会の喧騒をひととき忘れるような落ち着いた場所にある、可愛らしいイラスト専門ギャラリーです。

冒頭に掲載した案内ハガキを頂いたとき、先ず、「ずいぶん画風が変わったな」と感じたのですが、ギャラリーに並べられた作品を見ていくと、そこに辿り着くまでの流れが良く分かる展示になっていたように思います。

これまでの光子さんは水彩画の小品を中心に制作されてきたのですが、ここに来て、パステルを使い始めたのだそうで、ご本人曰く、「やっと、自分らしく描けるようになって来たんです」との事で。

思えば、光子さんは、絵画教室に通われていた頃から、、「あれも違う!これも違う!」と、明確な意思をもって”迷い”ながら、何かを”探し”続けていた様にお見受けしておりましたが、、、「なるほど!とうとう、見つかったんですね!」と。

そんな閃きが作品を見ただけでも充分に伝わってくるようで、優しく柔らかく、そして自由に描かれているように感じましたし、それに伴い、描くテーマ自体も光子さんの世界観やオリジナリティーをより強く表現するものに変化してきたのではないか?と思います。

そして、さらにその模索は続き、新たな技法も開拓中とのことで、彼女の「自分探しの旅」は、様々に形を変えながら今後も続いていくのではないでしょうか?

会場の様子を撮影させていただきましたので、こちらより、アルバムを是非ご覧ください。
*アルバム内のサムネイル写真をクリックすると、拡大画像がご覧になれます。

■光子展 2009 ~つながり~
会期:2009年7月20日(月)~ 7月25日(土)
会場:ギャラリーハウス・マヤ
東京都  港区  北青山2-10-26 
電話番号 03-3402-9849   

時間:11:30~19:00 (最終日は17:00まで)

Mitsuko's *Art Diary*
http://mitsuko71.cocolog-nifty.com/blog/

GALLERY HOUSE maya
http://www.gallery-h-maya.com/index.html#HOME

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【展覧会レポート】橋田画廊「第2回 村田裕生・日本画展」@作品写真

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橋田画廊ホームページの作家紹介コーナーに、諏訪展出品の新作画像を追加しました。

今回の作品展は、昨年開催しました池袋・上野での個展作品をベースに新作を加えた巡回展と言う形を取りましたので、一部相違はございますが、ほぼ全ての出品作品がご覧いただけると思います。

http://www.hashida.jp/saka/index03.html

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【展覧会アルバム】橋田画廊「第2回 村田裕生・日本画展」

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諏訪・橋田画廊での個展の模様をアルバムにアップしました。
会期中の日記などはのちほどレポートさせていただく積りでおりますが、取り急ぎ会場の模様をご覧頂けたらと思います。

http://artschool.cocolog-nifty.com/photos/2009suwa/index.html

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長野県諏訪市、「ギャラリー橋田」で個展を開催いたします。

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5月末から開催予定の個展DMの入稿を完了しましたので、DMハガキのご紹介と共に告知させていただきます。

生まれ故郷長野県諏訪市での第2回目の個展となります。
絵画教室の生徒様方には遠方になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

■村田裕生 日本画展
会期:2009年5月30日(土)~6月7日(日)
時間:午前10:00~午後7:00(最終日は午後5:00まで【予】)
会場:長野県諏訪市 「橋田画廊」

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〒392-0017
長野県諏訪市城南1-2550
TEL 0266-52-3420 FAX 0266-52-3653
http://www.hashida.jp/index.html

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【展覧会レポート】 川村記念美術館「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展

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川村記念美術館「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展。
満を持して、見に行って来ました。

ロスコは私が墨絵を描いていた頃に最も影響を受けた作家(リンク先参照)で、「絵を描く」と言う”行為”自体のあり方を考えさせられるような、神秘的な魅力を感じます。

言い換えるならば、彼が絵を描く態度は、形を描いたり色を塗ったりする「作業」ではなく、「祈り」を直接画面に焼きつけているようで、ほんの僅かな絵具の濃淡や色彩の微妙な変化から、描いている彼の息遣いや手の温度まで伝わってくるようで、なおかつ、何者も寄せ付けない様な孤独と緊張感が画面の隅々まで漂っているような。

私の説明だけでは言葉が足りませんので、ご興味あったら以下のページを見てみてください。 (なにより先に現物をみるべきかと思いますが)

http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/index.html

訳あって閉館30分前に飛び込むように展示室に入ったのですが、却って人が少なくて良い環境で鑑賞出来まして、最後には、大展示室にロスコ作品と私一人だけという、究極に贅沢な時間を過ごす事が出来ました。

も少し自分の中で消化してから、詳細レポートを書こうと思います。

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【展覧会レポート】9ue les filles Girls Illust Exhibition 展

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銀座「ミレージャ・ギャラリー」にて開催された、「9ue les filles Girls Illust Exhibition 展」を見て来ました。

http://www.mireyagallery.com/konsyu.html

この展覧会には、絵画教室の生徒さんでイラストレーターの「MARYCOさん」が出品されており、案内を頂きました。(DM画像の右から三人目が彼女の作品です)

ギャラリーは、入り口側の細長い空間から奥の四角い空間へと繋がるようなレイアウトになっていまして、出品者の方々曰く「特に分けようとした訳ではないんです」との事ですが、手前側が手書きのアナログ作品、奥側がパソコンで描いたデジタル作品と言う構成になっていました。

日曜日と言う事もあって、メンバーの方々が画廊に集っていまして、少しお話しすることが出来たのですが、、、「ガールズイラスト」と言うテーマ以外の縛りはなく、それぞれに描いた作品たちがバランスよく纏まった展示だったので、「これだけのメンバーがどうやって集まったのか?」と訪ねたところ、「ネットを通じて知り合った仲間」なのだそうで、、、なるほど!と。

「”学校で同じクラス”とか、”仕事の関係で~”という様な繋がりとは違い、”魂で惹かれあった仲間”なんですね!」と、ちょっと大げさですが、そんな感想を伝えさせてもらいました。

私は美術大学でアカデミックな教育を受けましたが、進路決定の段階では、写真やグラフィックデザインなどにも興味がありましたし、「現代日本画」という、”伝統”と”現代”の板ばさみの矛盾に対する葛藤に煮え切らないものを感じる事もありますので、彼らの「まっすぐに”現代”を生きる姿が」、潔く眩しく輝いて見え。

もちろん、私は好き好んで「葛藤の道」を選んだ訳ですが、、、「どんな境遇」で、「どんな心境」で、「どんな材料を使って」絵を描いていようと、そんな先入観を取っ払ってしまえば、全てが同じ「一枚の絵」な訳で、そこに境界線を引くこと自体が無意味ですし、自分が普段考えている事も、なんだか小さなことのように思えてくる、爽やかな展覧会でした。

■9ue les filles Girls Illust Exhibition 展
会場:銀座ミレージャギャラリー
    東京都中央区銀座2-10-5 オオイビル4F
会期:2009年3月4日(水)~9日(月)
http://www.mireyagallery.com/

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【展覧会レポート】光と光とが出会うところ@府中市美術館

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府中市美術館の企画展「光と光とが出会うところ~府中市美術館近年の収蔵作品―現代の美術を中心に~」のおよび常設展示のレポートです。

今回は、出品作家の一人である友人からの突然の誘いで足を運びましたが、企画・常設共に、とても興味深い展覧会でした。

府中市美術館は、「生活と美術=美と結びついた暮らしを見直す美術館」をテーマに、2000年10月に開館した新しい美術館で、江戸後期から現代にいたる作品の収集と共に、教育普及活動にも熱心なようで、そんな「市民の美術館」としての姿勢が館内の空気からも感じ取れます。(わが街にもこんな美術館が欲しいです)

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html(府中市美術館HP)

春には満開になるであろう桜並木を抜けて館内に踏み込むと、そこは大きな吹き抜のエントランスとなっており、エスカレータで2階に上がると、外界の空気から隔離された静かな展示空間が現れます。

今回の企画展は、収蔵品の中でも1970年代以降の現代作品を中心としたセレクトになっておりますので、展示室に並ぶ作品は色とりどりで、これをバランスよく並べるのには苦労したのではないか?と。

そして、それらの全てに解説文が添えられ、隣接する作品などと関係付けながら個々の作品を理解出来るよう紹介されていました。

その辺りから、美術館が収蔵作品をセレクトした意図など考えてみたりするのも、こういった展示のもうひとつの楽しみ方かもしれません。

そんな事に思いを巡らせながらじっくり鑑賞していると、友人に「ココは、常設展も見ごたえあるから急いだほうがいい!」と声を掛けられ、ふと我に返ると、閉館時間まであと30分。

そこからは少し駆け足になってしまいましたが、常設コーナーへ。

そこには、明治から昭和初期ぐらいにかけての近代絵画が並びます。
一部を除きほぼ全てが油絵で、コレクションの姿勢には一貫したものが感じられ、隣の企画展示と併せると、この美術館の「美意識」のようなものが伝わってくるように思えました。

個人的に、「山口薫」、「麻生三郎」、「香月泰男」、「瑛九(初めてなまで見ました!)」の作品に目を奪われました。

なぜなら、近代日本絵画を創造して来た彼らの作品には、「日本人が西洋文化である油絵を描く意味とは?」という、ある意味矛盾に満ちた難題に葛藤し、真正面から向き合い模索する姿勢が感じられるからです。

それは、「日本画」という”あやふやな概念(幻影)”の前に苦悩する私たち「現代日本画家」に、時代と立場を変えて受け継がれているようにも感じ、もしかしたら、純粋な日本画作品よりも、こちらのほうが今私達が考えている事のルーツなのではないか?とすら思え。

彼らの姿勢にシンパシーを感じると共に、私達日本画家は「岩絵具(日本画絵具)を使っている」という絶対的な条件に胡坐をかいて考える事を怠っていないだろうか?・・・と。

企画・常設展含め、日本画作品は殆どありませんでしたが、「日本画」について、改めて考えさせられる展覧会でした。

■「光と光とが出会うところ」
~府中市美術館近年の収蔵作品―現代の美術を中心に~
会場:府中市美術館
会期:2009年2月14日(土曜日)から3月15日(日曜日)まで
時間:午前10時から午後5時まで(入場は午後4時30分まで)
(休館日:月曜)

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/hikaritohkari/index.html

【注】まだ考え中なので、後に内容を変更するかもしれません。

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【展覧会レポート】二木一郎 日本画展

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先輩日本画家「二木一郎」氏の個展を見に、上野松坂屋へ行って来ました。

会場は、私が昨年お世話になった「サロン」に隣接する「画廊」で、そこへ向かう乗りなれたエレベータを降りると、偶然にも二木氏に遭遇。

「一服しに行くところだった」とおっしゃるので、昭和テイスト漂う屋上で、しばしお付き合いしてから画廊に向かいました。

「サロン」の2倍はある「画廊」の広さがどんなか?個人的に気になるところでしたが、開きすぎず詰めすぎず、作品サイズもバランスよく纏まり、「とても見やすい展示だな」と言うのが第一印象。

そして、会場で一番目を惹くのが、案内状写真にも使われた「聖堂夜雨」。

残念な事に、夜景作品は額のアクリル板へ映り込みが強く、「これ、辛いですね」と、先ずはそんな会話から、、、「ココは、20年前に初のイタリア取材に出て、最初にたどり着いた場所で、ある意味イタリア取材の原点とも言える聖堂なんです」と言う、取材の裏話など。

「これだけの”大ネタ”を20年も温存したところが凄い!」と、別の意味でも驚いてしまいましたが、まだまだ、ネタは大量に寝かせておられるとのこと♪

そして、案内状のもう一枚の写真に使われた「献花」は、氏曰く「ゴネちゃって、直前まで苦しんだのだ」そうですが、、、じっくり作品を観察すると、そんな「ゴネ感」が、一筋縄では行かない微妙な風合いをかもし出しているようで、とても魅力的に感じました。

描き手の心情としては、スッと描ける事に期待しがちですが、しっかり「苦しみぬいた」作品には、やはり、心惹かれるものがあります。

そして、会場に一点だけ人物画があり、担当画商さんがその事について質問すると、「ホントは、全部人物画にしてもいいと思うほど、描きたい気持はあるんですよ」と。

でもむしろ、一点だけそっと忍ばせてある様子に、大切に思ってらっしゃる気持が表れているようで、私は二木氏のそんな「態度」をとても尊敬します。

最後に、全体を振り返り、、、引き篭もりがちな私への自省も込めて「海外取材も良いと思った」と、感想を伝えると、「ヨーロッパの風景は、街でも田園風景でも、何処かしらに”人の手”を感じるんだよね」と。

その微妙なニュアンスを文章にするのに苦慮しますが、、、

例えば、家の修理をする場合、日本では壊れた場所を元通り綺麗に直すのを美徳と考えますが、あちらでは色違いの屋根瓦も平気で使い「いい加減」ではあるのですが、そこに彼ら独特のバランス感覚や遊び心があって。屋根では違和感のある色違いの瓦が、街全体から見ると不思議と調和してしまう。

もちろん、意識的にそうして居る訳ではないのだけど、彼らの「血に刷り込まれた文化」のなせる業なのではないか?と。

「そんな文化を脈々と受け継ぎ残してきた、人々の歴史を感じながら、私はその風景を描いているのだ」と、私には二木氏がそう仰ってように聞こえました。

■二木一郎日本画展
会場:上野松坂屋 南館5階 美術画廊

〒110-8503
東京都台東区上野3-29-5
TEL 03-3832-1111

会期:2月25日(水)~3月3日(火)
時間:午前10時~午後7時30分(最終日5時まで)

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【展覧会レポート】 三瀬夏之介展「冬の夏」

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何処かの紹介記事で読んだ「日本画爆裂男(記憶不確か)」と言う、異名に惹かれ、佐藤美術館へ。

私自身、「芸術は爆発だ!」と思って絵を描いていませんが、他人の「爆発」には興味があります(汗)

佐藤美術館は今回が初めてで、何故か分かりませんが「都会のビルの谷間にあるガラス張りの美術館」と言うイメージを描いていたのですが、実物は新宿御苑を臨む閑静な場所にひっそりと存在していて、看板がなければ気付かず通り過ぎてしまいそうな佇まい。

そんなビルの小さな入り口をくぐると、可愛らしい受付があり、先ずはエレベーターで3階展示室へ。

総延長20メートルを超えると思われる壁面いっぱいに、ぐるりと連なった屏風は「三十四曲一隻」だそうで。

「うん、やりたい事は充分に分かった。」と♪

「怖いもの見たさ」に期待しすぎてしまったせいか、あまり「怖い」とは感じなかったです。

その理由を上手く伝えるのは難しいんですが、、、言葉が多すぎて、想像力の広がりを待って貰えない感じとでも言いましょうか?

この場合、屏風より平面に描いたほうが、見る側が自由に句読点を付けられるので良いのではないか?と感じましたが、、、如何でしょう?

そして、4階の展示室は、一言で言うならば「カオス」。
3階以上に「やっちまった感」全開で、ある意味壮観でしたが、「もう少し自分を大切にして欲しい」と、私は思ってしまいました。

でもきっと、私が感じた事は、彼の「意図」でもあって、その「違和感」こそが「爆裂」の正体なのだろうと、、、今回の「結果」よりも、むしろその「次の一手」がどんなものになるのか?彼の未来に期待しつつ、会場をあとにしました。

http://www.art-index.net/art_exhibitions/2009/01/post_304.html

【追記】

引用したアドレスの「コンセプト」の文章が、私にはとても魅力的に感じました。
彼の「爆裂」は、「日本画」という正体不明の呪縛と真正面から向き合う事から
生まれた、「ひとつの答え」なのかもしれません。

■三瀬夏之介展 「冬の夏」

会期:2009年1月15日(木)~ 2月22日(日)
会場:佐藤美術館
東京都  新宿区  大京町31-10 
電話番号 03-3358-6021   

時間:10:00~17:00 金曜日のみ~19:00
休館日:月曜日

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