旅行・取材

2010年3月17日 (水)

しんせんな空気

Kujyuuku

今日のカルチャー教室は屋外写生大会と言うことで、千葉県君津市の九十九谷へ。

房総三山のひとつ鹿野山の南東に広がる無数の山並みを展望台から一望することが出来るこの場所は、日本画家・東山魁夷氏の出世作と言われる「残照」のスケッチ場所としても有名です。

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【画像】東山魁夷「残照」

カルチャーセンターのある鎌ヶ谷の駅から、生徒さんが車を出してくださいまして、二時間強のドライブで現地着。

「残照」は、真冬の風景を描いた作品なのだそうですが、春の入り口の九十九谷にはまだ冬の色彩が残っており、展望台から眼下を見渡すと、薄霞の掛かった山々は、「残照」そのものの風景を見ているようでした。

ただ、年月の経過を感じさせるのは、そんな「残照」の風景のど真ん中に大きなゴルフ場が作られ、当時とはずいぶん風景も変ってしまったのではないか?と想像できますが、そう言うときこそ「絵画マジック」の出番なわけで、見たくないものは描かなきゃいいと。

そんな事を話しつつそれぞれ別れて画面に向かいましたが、今日は、天気が良いわりに風は冷たく、午後に入って日が陰ると一気に寒さが増してきましたので、程ほどのところで退散(汗)

普段は、花や静物画を中心に描く講座の生徒さんですが、風景スケッチになると一味ちがい、それでも普段の個性はきちんと反映されていて、「なるほどね!」と。
いい物を見せてもらいました。

描く言う私も、こういった形でのスケッチはあまり描く機会も無いのですが、クロッキーに続き、スケッチもまたイイものだと。

一方、私の出来は、、、といいますと。
今、改めてみてみると、なんだか妙な遠近法ですけれども、まあ、「気持ちのもの」なんで、新鮮な空気もたくさん味わったので、これで良しとしましょう。

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【画像】 今日の収穫?。今見ると、パースがちょっと強引か(汗)

・・・

と、そんな楽しい課外授業でしたが、、、
思いのほか早い時間に戻ってこられたので、その足で駅まで送っていただき、銀座へ。

先日の日記に書いた「東北画」プロジェクトのお話の時にDMをいただいた、東北芸術工科大学の学生さん4人によるグループ展、「Room Share」を見に、銀座(京橋)のアートスペース羅針盤へ。

展覧会は、木版、ゴム版、シルクスクリーン、銅版と、それぞれの「版画技法」を使って作品を制作する4人が互いの技を披露し合う試みで、、、4人4様作風は違いますが、互いの魅力を引き出しあうようなバランスの良い展示となっておりました。

また、洗練された作風に意識の高さを感じ、大学院生のグループなのかと思ったのですが、皆さん学部の3年生なのだそうで、、、自分なんかの時と比べて、大人と言うか、洗練されていると言いますか(汗)

会場では、作者の方々ともじっくりお話しすることが出来、九十九谷の新鮮な空気にリフレッシュしたあと、さらにフレッシュな空気を感じることが出来まして、非常に「豊か」な実りある一日でした。

会場の撮影許可をいただき、日記にも掲載OKとの事ですので、後日、改めてレポートさせていただきます。

なお、展覧会は、今週末まで開催中ですので、ぜひ♪

■Room Share
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日時:2010.3.15.Mon.~3.20.Sat. 11:30~19:00 
(金曜日のみ21時、最終日17:00まで)

作家:あるが あく、酒見浩司、松田実樹、直 野分

会場:アートスペース羅針盤

東京都 中央区 京橋 3-5-3 京栄ビル2F
TEL&FAX 03-3538-0160

http://www.rashin.net/2010/03/index000371.php

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2009年2月 5日 (木)

ぶらり途中”乗車”の旅

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カルチャーセンターの授業で風景画を描いたのですが、生徒さんたちの絵を見つつ、窓の外を眺めていたら、急に田舎道を歩いてみたくなりまして。

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帰り道、改札に背を向け線路沿いの道を隣の駅を目指して歩き始めると、だんだん楽しくなり、「もうひとつとなりの駅まで!」と、、、。

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でも、その先が難関で、「新京成線」は、かつて日本軍が訓練用に敷いた練習線を払い下げられたものだそうで、図のように大きく曲りくねり、並行して走る道も無いので、線路を見失うと今自分が何処にいるのか?も、分からなくなってしまうと。

当然ながら、地図も何も持っていないない上に土地勘も無いので、遠くに見える鉄塔や太陽の方角、あとは、”野生の勘(?)”で、自分の進んでいる方向と位置関係をイメージしながら軌道修正していく訳です。

そんな不案内な田舎道を歩いていると、小学校時代の遠足の事など思い出し、当時は遠足なんてちっとも好きじゃなかったですが、「この歳になると、なかなかいいものだ」なんて(苦笑)

ホントは、都内に出て幾つか展覧会を回る予定だったのですが、結局、展覧会そっちのけで駅にして6つ分、歩いてしまいました。

今私は、5月の展覧会に向け「産みの苦しみ」の真っ最中にありまして、「何か面白いものが見つかれば」と思い、家を出るときにはいつもカメラを持って出るんですが、、、結局撮影したのは、歩き始めに撮った枯れ木の写真数枚のみ(汗)

そういう意味では、たいした収穫もありませんでしたが、家に篭って思索に耽っているよりも、こんな風に外に出て漠然と歩いているだけで、少し新しいアイデアも浮かび、「いい遠足」だったな♪と。

そんな訳で、これからもしばらく、カルチャーの後は「ぶらり旅」をしようかと。

写真は、カルチャーセンターの窓からの風景と、駅裏神社の枯れ木。

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2008年7月27日 (日)

WhiteSands

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一泊で海外旅行をする「世界弾丸トラベラー」と言う番組で、3年ほど前に私も訪れた、「ホワイトサンズ」を梨花さんが旅していました。

ホワイトサンズは、ニューメキシコ州南部に存在する、石膏質の結晶の砂漠で、私がアメリカを旅した中で最も印象に残る思い出の地でもあります。

もちろん、「描く気バリバリ」で取材に向かったのですが、地平線まで続く真っ白い大地のスケール感に圧倒され、どこをどう描いてよいのか?分からず、ひんやりした砂に寝転んで、空を見ながらボーっと「気持ちの良い敗北感」を楽しんでしまったのを思い出します。

そんな白い砂漠に到着した梨花さんは、そのあまりの光景に、、、

「人はひとりでは生きていかれないんだ~~~~~~~~~~~~~~っ!」

なんて、訳分からない言葉を叫んでましたが、、、(笑)
なんか、分かるな~、、、と。

そして翌朝は、この旅一番の目的である”日の出”を見るために、夜明け前に再び砂漠へ。

神聖な日の出に備え、ネイティブアメリカンの現地ガイドさんによる清めの儀式を終えると、そろそろ空も白んできて、やがて、薄紫色から黄金色に色づき始めた地平線の彼方に、ダイヤモンドのような日光が!

昇っていく日と共に、辺り一面が黄金色に輝き、感動に打ち震えながら朝日を見つめる梨花さんに、「そろそろ帰国の時間です」と、スタッフの残酷な声が。。。

番組とは言え、さすがに、1泊旅行では可哀想な気もしましたが。。。

・・・そんな光景を見て、私もまたあの場所に戻って、こんどこそは、ゆっくりスケッチにも再チャレンジしてみたいなと(汗)

*写真は、「どこをどう描いていいのか」分からず、ぐるっと全体を写してきた、パノラマ写真です(笑)

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2008年1月15日 (火)

レンソイス・マラニェンセス

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NHKスペシャルで、ブラジルにある「世界一白い」と呼ばれる「レンソイス・マラニェンセス砂丘」を見ました。

アメリカにも「ホワイトサンズ」という砂丘(砂漠?)があって、何年か前に訪れて作品にも描いたことがあるんですが、映像で見たレンソイス・マラニェンセスの砂丘は、それをさらに上回る規模で、地平線までずっと、白い砂しか見えないくらいに広大な砂丘でした。

そんな不思議な砂丘は「石英」と言うガラス質の砂で出来ていて、その砂は、砂丘の奥の方にある山から川の水に運ばれた不純物を含む山砂が海に流れ込み、遠浅の海底で波に磨かれ、数万年の時を経て石英のみが残って海岸に打ち上げられ、海風に運ばれ、白い砂丘となったのだとか。

そのようにして出来た砂は、粒子の大きさや重さが均一で、角が磨かれて丸みがあるので、霧のように風に舞ったり、水のようにさらさらと流れたりして、その風景をいっそう幻想的に見せています。

そんな自然のからくりもさることながら、この砂丘にはもうひとつ特徴がありまして、乾季には真っ白だった砂の大地に、雨季になると降った雨が次第に溜まり無数の湖(水溜り)が出現する・・・というサイクルを半年ごとの一年周期で繰り返しているのだと。

そして、驚くことに、その湖には、小魚や蛙、そしてそれを餌とする大きな亀など、が沸いて出たように集まってくるのですが、彼らがどのようにして乾季を乗り切っているのか?まだ、その謎は解明されていないのだそうです。

・・・と、個人的に忘れないよう、メモ代わりで、オチの無い話なんですが、、、いつか行ってみたいぞ!と。

【NHKスペシャルのHP(写真拝借)】
http://www.nhk.or.jp/special/

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2007年4月 9日 (月)

吉高の大桜

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新興都市・白井市のお隣の印旛村という村にある、「吉高の大桜」と言う山桜の巨木を見に行ってきました。

先週、近くを通りかかったときに、アメリカで見た復活祭の巡礼をする人々を思い出すような行列を見つけ、「何か近くにあるのかな?」と、調べてみたら、それが桜見物の人波だと分かりまして、、、日を改めて出直してみたと。。。

ちょうど、地方選挙の投票日と重なったため、桜見物のヒト向けの特設駐車場として開放された印旛村中央公園にはクルマびっしり(汗)

何とか駐車スペースを探し、そこから徒歩20分の行程へ。
県道を100メートル位下った所からわき道に入ります。

ポイントごとに出してある大桜への案内板を見ずとも、行きかう人波で迷う事もない状態なので、風光明媚な田舎道の風景を楽しみながら、まもなく目的地にたどり着きました。

写真を見て分かるように、畑の一角に、おもむろに巨木が佇んでいる感じで、それを取り囲むように見物者が♪

つい一週間前には3分咲きとの情報でしたが、あっという間に開花してしまったようで、既に散り加減。
それにしても、満開になるのは、ほんの一瞬だけみたいで、じつに「はかない」。。。(しみじみ)

で、ここも幸手の「権現堂堤」と同様、桜の周りは菜の花で「イエロー&ピンク!」
今年は、この組み合わせに縁があるようです。

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2007年4月 7日 (土)

イエロー・アンド・ピンク@幸手市「権現堂桜堤」

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桜、見てきました。

所謂ひとつの「取材」ですが、、、桜って、どこか「やる気」を削ぐ効果(?)もあるようで、花よりダンゴ・・・ならぬ、「取材よりヤキソバの屋台」のほうが気になっちゃったり(笑)

行ったのは、埼玉県幸手市の「権現堂桜堤」。
昨夜のニュース番組の桜中継で見て、平日のうちに行っておこうかと思い立ちまして、、、。

渋滞や駐車場不足を避けるため、高校通学に使っていた「東武野田線」に揺られ春日部着、そこから日光線へ乗り継ぎ幸手駅に着くと、一時間に一本しかないバスが出た直後(汗)

仕方なくタクシーで権現堂桜堤へ。

桜の堤防脇に菜の花畑が作られていて、ピンクと黄色の2大春色スターによる競演で、全米も泣いちゃうくらいの勢いなんですけどね~、、、個人的には、も少しひっそりしてるほうが好みかな?なんて。

でも、今年のマイブームは、「桜よりも菜の花だな」と言う事は確信♪

菜の花って、千葉県の県花なんですけど、、、こちらへ越してはや20年以上で、やっとその魅力に気がついたと(恥)

一通り取材を終えると、帰り道沿いの野田市、清水公園へ。

話は逸れますが、、、野田線はつくばEXの開業やら諸々に合わせて(?)沿線各所で開発が進んでいるようで、、、私が通学に使ってた船橋周辺もずいぶん様変わりしたようなのですが、清水公園駅も新設されたエレベーターつきの地下道の中に改札があって、表に出ると赴きある旧駅舎が閉鎖されていました。

バリアフリー化も大事だけど、旧駅舎のほうが周辺の風景には合ってるんじゃないかな???
なんてことを思いつつ、門前町の参道のように清水公園まで続く桜並木を歩く事5分。

明治時代に作られた古い公園なのだそうですが、ココもまた、「日本最大のフィールドアスレチック」などが園内に作られていて、「果たしてコレが必要なのか?」と疑問な面もありましたが、それらの施設を脳内消去してみると、なかなか良い枝振りの木などもあって、ぽちぽち収穫あり。

桜以外でちょっと良いなと思ったのは、ベイビーサイズの葉をつけたモミジの木。
今頃の時期からもう、葉が出てるんですね?(知らなかった。)

その時点でもう日が暮れかけていたんで、日没するまで粘って夜桜鑑賞し、帰宅。

なにはともあれ、今年は、しっかり「春の記憶」を残しておこうと、それが、目標♪

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2006年11月 5日 (日)

秋の諏訪取材

私の生まれ故郷でもあります、長野県諏訪市周辺の秋の風景を取材してきました。

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今回は、一日だけの限られた時間での取材だったため、お馴染みのコースを辿りながらそれぞれの場所の「秋の顔」を見てこようと言うことで、先ずは諏訪から高遠方面へ向かう杖突峠からスタート、急坂を登りきったあたりから峠道を逸れ、千代田湖という小さな湖へ。そこで撮ったのが写真、1枚目。 夏にはちらほら見かけたキャンプ客も無く、紅葉の千代田湖を独り占めです!

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千代田湖から更に奥へ入り入傘山へ。一応舗装はされているものの、道は林道と言った風情。 ココから青柳方面へ抜けるには幾つかのコースがあるようで、何時しか記憶に無い道を走っていたのですが、そこで、里を見渡せる展望ポイントを発見!絵には使えないかもしれませんが、そこで撮影した写真が2枚目。 遠くに見える山は八ヶ岳です!

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里へ抜けると国道を使って諏訪市内へ向かい、かつて通った諏訪中学校の近くを通り、立石公園へ。 ココには建設会社に勤めていた父が作った展望台があり、子供のころによく遊びにつれてきてもらった場所です。
そこから生まれ故郷の町を見下ろした写真が3枚目。

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立石公園から、さらに山を登り霧ヶ峰高原へ。
この道は、中学校のとき毎年開催された「恐怖の競歩大会」のコースで、急傾斜のカーブ一つ一つに苦しかった記憶が宿っている場所でもあるのですが、そんな思い出も今となっては懐かしく、美しい紅葉に彩を添えてくれているようでもありました。
そこで写したのが4枚目!なんともいえず、上品な色味のモミジです。

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峠道を抜けて霧が峰高原へたどり着くと、昼食時間も忘れてすでに午後三時過ぎになっていたので、霧が峰のスキー場前のドライブインで小休止、哀愁漂う秋のスキー場の写真が5枚目。 夏にはニッコウキスゲが咲き、冬にはスキーで賑わう霧が峰も、秋は案外静かです。

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霧が峰からビーナスラインと言う道を進み、白樺湖方面へ。
そこで写したのが6枚目の写真。
他の写真を見ても分かると思うのですが、一日中、晴れてはいるものの薄霞が掛かったような天候で、こういう日は夕方の光が霞に乱反射して黄金色に輝き綺麗なんですよね!

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ビーナスラインを抜け、乱開発された白樺湖には目もくれず、奥蓼科方面へ。
日も暮れかかったところで、色彩も淡くわずかにブルー掛かって見えてきた木が綺麗で、、、それが7枚目。 遠景の落葉した木の幹もとても綺麗に見えました。

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そろそろ、夕方になり、紅葉の撮影はひと段落し、夕日の差し込む道路は、黄金色に光り輝きとても綺麗でした。
その写真が8枚目。

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車窓から見える樹間にイチゴドロップのような真っ赤な夕日を発見し、見晴らしの良い場所を探したのですが、もたもたしているうちに落日(汗)
やっとの思いで見つけた場所で、悪あがきで撮影したのが9枚目。

以上で、大急ぎの紅葉ツアーは終了しました。

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