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2015年9月 6日 (日)

【展示レポート】2015年9月 村田裕生 現代墨絵展

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Img_2333 【新作】「モリノオト」(上)、「森の光」(下)

長野県諏訪市・ギャラリー橋田にて、2015年9月に開催された「現代墨絵個展」のレポートです。

アメリカで米を中心に発表してきた墨絵作品と、グループ展で制作した120号の作品(DMに使った画像です)に、この展開にむけて制作した新作を加え、これまで「墨絵作家」としての一連の活動を紹介する試みです。

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そもそも、墨絵を描き始めたのは、2002年に新たな活動の可能性を模索すべく、約三ヶ月間アメリカ・サンタフェに滞在したのが始まりで。

サンタフェには姉が住んでおり、美術の盛んな街だと知っていたので、当初はそこで日本画の発表ができないか?と画廊周りをしましたが、なかなか「日本画」を理解してもらえず、苦戦が続きました。

現代的な画廊では「具象画」というだけで拒否されがちで、また、オリエンタルな画廊では、日本画よりは「墨絵」のほうが認知度が高いということがわかり、素直に望まれているものに挑戦してみようと、試作を開始しました。

そこで、まずは墨絵の材料を取り寄せて、付近をスケッチして回ることにしたのですが、松や竹などを描くような墨絵の心得がない私が描くと、どうしても水彩画のようになってしまい、墨が染みこむ和紙の扱いにもなれず、試行錯誤が続きます。

そんな中、墨が染みこむ原理を逆手に取って、染め物のように白抜きする技法を思いつき、月夜や教会のバラ窓など、独特な題材を描けるようになったことで、活動のきっかけを得ることができました。

その後、墨絵の技法を調べると、白抜き自体は既存のものだったとわかりましたが、私の中では、そのひらめきを自力で得た瞬間が大切で、その後も様々な技法を考案しながら閃きを得るということをポリシーに制作を続け、そんな閃きベースにした抽象画にもチャレンジしてきました。

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【画像】「Grain of Sands(砂の粒)」白抜き技法

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【画像】「チマヨの教会」複雑なグラデーション技法

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【画像】「Light and Shadow(光と影)」木版技法

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