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2014年6月 6日 (金)

【告知】日本画ワークショップ「銀箔を使って紫陽花を描こう」

毎年恒例となりました、信州高遠美術館での日本画ワークショップ(*注 美術館では「アートスクール」と呼んでいます)「銀箔を使って紫陽花を描こう」の開催が、この週末に迫りました。

共に講師を勤める高崎昇平さんと準備を進行中ですが、決定しました授業内容について予告を兼ねて紹介させていただきます。

2014_ws001

今回の授業では、季節にちなんで紫陽花を描いていただくことになりました。

「新たな表現方法の模索」をテーマに、岩絵の具と並び日本画の魅力である金属材料のなかから「銀箔」を用いた表現を体験していただく趣向です。

以降、当日配布予定の作業手順書に従い、解説します。
(画像をクリックすると拡大サイズでごらんいただけます)

【資料1ページ】 箔の準備

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第1段階は、銀箔を細かく切って貼る工程です。

箔の使い方にも様々な手法がありますが、今回は「切金(きりがね)」手法で銀箔を細かく切って、紫陽花の花を描くベースをつくります。

まずは、包みから取り出した銀箔に「あかし紙」と言う台紙を貼り付け、扱いやすくする「箔あかし」の作業から。

そして、台紙のあかし紙ごとカッターで裁断し、花びら大の銀箔をつくります。

続いておおよその構図を決め、接着剤となる「ドーサ液」を筆塗り。
「ドーサ液」とは、ミョウバンを混ぜた膠液で、和紙のにじみ止めにも用います。

【資料2ページ】箔押しと背景塗り

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次の、第2段階は、箔押しと背景塗りです。

前ページの最後で「ドーサ」を塗った部分に細かく切った箔を貼り付けます。

箔が貼れたら、和紙やティッシュなどで画面と密着するように押し付け、箔の形を崩したい場合には豚毛の刷毛で叩いて表情を整えます。

おおよそ乾燥したら、箔の上から「ドーサ液」を重ね塗りし、定着を促します。

箔貼りにつづいて、背景を岩絵の具で塗ります。

絵の具は2~3色準備し、箔にも少し掛かるくらいに絵の具を塗り重ねて雰囲気を出します。
その際、アクセントをつけたい部分には、残った箔を追加で重ね貼りしてもOKです。

【資料3ページ】紫陽花を描く

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いよいよ、モチーフのアジサイの描きこみです。

まずは、白絵の具の「胡粉」をつかって、花びらを描きます。
その際、必要があれば、あらかじめ鉛筆などで下書きのデッサンをします。

花びらを白く描き起こしたら、本描き用の岩絵の具を準備し、葉や花を描きます。

最後は、モチーフをよく観察しながら細部や陰影を描きこんで仕上げ!

・・・

以上が、講座の概要です。

改めまして開催要綱は以下の通り、見学のみの方も歓迎いたしますので、ぜひ、信州高遠美術館までお出かけいただけたらと思います。

【アートスクール 日本画入門講座 ~秋の彩を描こう~

■ 日 時  平成26年6月8日(日曜) 午後1時~午後4時

■ 場 所  信州高遠美術館ホール

■ 講 師  村田 裕生 ・高崎 昇平 

 

※要予約

信州高遠美術館ホームページ

お問い合わせ

伊那市役所 生涯学習課 信州高遠美術館
  電話:0265-94-3666
  FAX:0265-94-3936
  E-Mail:t-bjk@inacity.jp

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