2006年11月 5日 (日)

秋の諏訪取材

私の生まれ故郷でもあります、長野県諏訪市周辺の秋の風景を取材してきました。

Tiyodako_1

今回は、一日だけの限られた時間での取材だったため、お馴染みのコースを辿りながらそれぞれの場所の「秋の顔」を見てこようと言うことで、先ずは諏訪から高遠方面へ向かう杖突峠からスタート、急坂を登りきったあたりから峠道を逸れ、千代田湖という小さな湖へ。そこで撮ったのが写真、1枚目。 夏にはちらほら見かけたキャンプ客も無く、紅葉の千代田湖を独り占めです!

Fujimitenbou_1

千代田湖から更に奥へ入り入傘山へ。一応舗装はされているものの、道は林道と言った風情。 ココから青柳方面へ抜けるには幾つかのコースがあるようで、何時しか記憶に無い道を走っていたのですが、そこで、里を見渡せる展望ポイントを発見!絵には使えないかもしれませんが、そこで撮影した写真が2枚目。 遠くに見える山は八ヶ岳です!

Tateisi_1

里へ抜けると国道を使って諏訪市内へ向かい、かつて通った諏訪中学校の近くを通り、立石公園へ。 ココには建設会社に勤めていた父が作った展望台があり、子供のころによく遊びにつれてきてもらった場所です。
そこから生まれ故郷の町を見下ろした写真が3枚目。

Momiji_1

立石公園から、さらに山を登り霧ヶ峰高原へ。
この道は、中学校のとき毎年開催された「恐怖の競歩大会」のコースで、急傾斜のカーブ一つ一つに苦しかった記憶が宿っている場所でもあるのですが、そんな思い出も今となっては懐かしく、美しい紅葉に彩を添えてくれているようでもありました。
そこで写したのが4枚目!なんともいえず、上品な色味のモミジです。

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峠道を抜けて霧が峰高原へたどり着くと、昼食時間も忘れてすでに午後三時過ぎになっていたので、霧が峰のスキー場前のドライブインで小休止、哀愁漂う秋のスキー場の写真が5枚目。 夏にはニッコウキスゲが咲き、冬にはスキーで賑わう霧が峰も、秋は案外静かです。

Sirakaba_1

霧が峰からビーナスラインと言う道を進み、白樺湖方面へ。
そこで写したのが6枚目の写真。
他の写真を見ても分かると思うのですが、一日中、晴れてはいるものの薄霞が掛かったような天候で、こういう日は夕方の光が霞に乱反射して黄金色に輝き綺麗なんですよね!

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ビーナスラインを抜け、乱開発された白樺湖には目もくれず、奥蓼科方面へ。
日も暮れかかったところで、色彩も淡くわずかにブルー掛かって見えてきた木が綺麗で、、、それが7枚目。 遠景の落葉した木の幹もとても綺麗に見えました。

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そろそろ、夕方になり、紅葉の撮影はひと段落し、夕日の差し込む道路は、黄金色に光り輝きとても綺麗でした。
その写真が8枚目。

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車窓から見える樹間にイチゴドロップのような真っ赤な夕日を発見し、見晴らしの良い場所を探したのですが、もたもたしているうちに落日(汗)
やっとの思いで見つけた場所で、悪あがきで撮影したのが9枚目。

以上で、大急ぎの紅葉ツアーは終了しました。

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2006年10月28日 (土)

Mixi

さいきん、ココと平行してMixiをはじめまして、記事なども重複しながら進めてきましたが、このままではどちら取らずになってしまうので、両者の住み分けをするため、展覧会などのレポート関係はBLOGに、普段の日記はMixiに書くことにしました。

従いまして、幾つかの重複記事を削除いたしましたので、コメントつけていただいていた方にはたいへん申し訳ありませんが、よろしくご理解のうえ、以降、Mixi日記と平行してお楽しみいただけたらと思います。

Mixiの私のページはこちらのアドレスになります。

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=1519167

なお、Mixiは紹介制会員サイトですので、日記をごらん頂くためには現会員の招待による会員登録が必要です。

ご希望の方には私が紹介者になりますので、私宛て(mu-ra-ta@nifty.com)、お気軽にご連絡ください

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荒井恵子展

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開催日程
●日時/平成18年10月23日(月)~11月5日(日)
 開館時間は未定
●会場/東京都港区麻布台2-1-2 東京アメリカンクラブ・玄関ギャラリー

前段の、「Sumi21展」に併せ、墨絵作家の荒井恵子さんが都内で展覧会を開かれていましたので、市民ギャラリーに続き、そちらのほうへも足を伸ばして来ました。

会場が、港区麻布台にある「東京アメリカンクラブ」という国際交流施設(?)のロビーギャラリーという、一風変わった場所で、館内に一歩足を踏み込むと「そこはアメリカ!」といった風情で、ビシビシと「生の英語」が飛び交っていました。

Img_1607  Img_1608

表玄関から細い廊下を抜けると、その奥に大きなラウンジのような場所があり、左右に分かれた壁面がガラス張りのショーケースになっていて、そこに荒井さんの作品が飾られていました。

作品は、案内はがきのデザインにもなっていて、このブログでもお伝えした「縄文のエスプリ展」の流れを汲む「古代」をテーマにした(?)新たなスタイルのものと、以前からのモノトーンの水墨画が並べられて、墨絵と言えども、日本文化の枠を超え無国籍な空気まで漂う荒井さんの画風と、リトルアメリカのような不思議な会場の雰囲気が絶妙にマッチしていて、面白い空間になっていました。

私自身が最近、墨絵を離れ日本画を描いているせいか?柿渋を使ったと言う新たな作風の作品に心を奪われつつ、改めてモノトーンの作品が新鮮に見えたりもしまして、個人的にも凄く良い刺激を頂くことが出来たように思います。

この展覧会は、11月5日まで開かれているそうですので、是非、不思議な無国籍感覚を名まで体験されてみてはいかがでしょうか?

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第7回 SUMI21墨絵展

Sumi21

開催日程
●日時/平成18年10月24日(火)~29日(日)
 10:00AM~5:00PM(最終日は4:00PMまで)
●会場/千葉県船橋市本町2-1-1  船橋市民ギャラリー第2展示室

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船橋市民ギャラリーにて、10月24日より開かれている「第7回 Sumi21墨絵展」を見に行ってきました。

この展覧会は、昨年冬の教室展のときに知り合った墨絵作家の荒井恵子さんが世話役をされている墨絵同好会の展覧会で、彼女のご紹介で見に行ったのですが、会場が、昨年私どもが使用したのと同じ展示室で、展示規模もほぼ一緒でしたので、好対照としてみる事も出来ました。

会場にいらした方のお話によると、この展覧会は、元々同じ先生の元で墨絵を習っていらしたお仲間が中心になり旗揚げした同好会によるグループ展なのだそうで、現在は月に数回集まって、自由に制作をしたり、絵画談義に花を咲かすのを励みに、皆さんそれぞれ個人的に創作活動を続けられておられるのだそうです。

皆さんそれぞれ自由に描いていらっしゃるというだけあって、画風も様々ながら、作品テーマも、日本の自然や、ヨーロッパの町並み、都会の風景や、工事現場などなど・・・まで、多種多様で、見るものを飽きさせません。

「素人だし、習ってるわけじゃないから、進歩もしないですよ!」などと謙遜しておられましたが、自由な中にも真剣さを持って画面に向かわれ居ている雰囲気なども伝わってきて、見ているこちらも励まされるような、とても気持ちの良い展覧会でした。

展示は、明日29日(日曜日)まで行われているようですので、ぜひ会場へ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

【作品写真です】(順不同)

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会場で撮影させていただいた写真を掲載させてました。
他にもたくさん気になる作品がありたが、すべてご紹介できず申し訳ありません。
なお、すべての作品の著作権は「SUMI21展」および、絵画制作者の方個人に帰属いたします。
掲載に何か問題がありましたときには、村田宛<mu-ra-ta@nifty.com>にご連絡ください。

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2006年10月26日 (木)

第6回 二木一郎日本画展

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開催日程
●日時/平成18年10月25日(水)~31日(火)
 10:00AM~7:00PM(最終日は5:00PM)
●会場/松本市深志2-3-1 井上百貨店・別館6階 ギャラリー井上

大学の先輩にも当たり、同じ画廊で活動している二木一郎さんの展覧会が長野県松本市で催されていたので、初対面を果たすべく、松本へ向かいました。

諏訪の知り合いの方に「橋田画廊」の情報を頂き、ファイルを携え訪問したのが2年前。
そこで初めて二木作品とも出会って「こんな作品を扱っている画廊で一緒に活動させてもらいたい!」と、生まれ故郷である諏訪での活動への大きなきっかけを与えてくださった方でもありまして、、、。

画廊のオーナーさんなどから彼の人柄など常々聞かされたり、HPなども拝見させてもらって、勝手に親近感を抱いていた訳ですが、実際に対面するとなると緊張してしまいまして、前夜はほとんど眠れず、眠い目を擦りながら列車に乗りました。

窓側の席を予約して車中からの風景なども楽しむ予定でしたが、まもなく爆睡(苦笑)
あっという間に松本に着き、緊張に胸を震わせながらギャラリーを目指しました。

私の姿に気がついたオーナーがすかさず紹介してくださったのですが、とってもシャイな方で、挨拶もそこそこに画廊の隅のほうへす~っと引っ込んでしまい、会話のきっかけがつかめず、ともかく作品を見せていただくことに。

二木さんは、古典技術から来る確かな技法に裏打ちされた渋いモノトーン基調の画風で、ヨーロッパの風景や氏の故郷である安曇野の風景を主に描かれていますがすが、そのなかに、そこはかとなく散りばめられた上品な色彩が私はとても好きで、最近作は、そこから少しずつ脱却を図り、今までに無かった明るい色彩が顔を見せ始めている様子。

そんな作品に興味を引かれつつ「なかなか、お話してもらえないな~」と、悲しく思っていると、オーナーさんがきっかけを作ってくださり、恐る恐る話し始めると、何のこと無い、とても気さくに話してくれまして、、、結局、時が経つのも忘れて話し込むこと数時間(笑)
たいへん有意義な初対面を果たすことが出来ました。

・・・と、話した内容などもここに書きたいとは思うのですが、あまりにも長くなりそうなのと、帰ってすぐに文章に纏めてしまうのが勿体無い気がするので、暫く自分の心にとどめて熟成しようと思いますが、、、。

何より一番印象に残ったのは、、、「最近、絵を描くのが楽しくて仕方ないんだよ~」と言う彼の一言で、、、少なくとも私が今まで見た中では風景画専門だった二木さんが、今回の展覧会では一枚だけ人物画を出していまして、なにやら密かな野望がありそうだったり???

そんな新展開の予感も感じさせる個展で、私も来年春に、同じ会場での展覧会が控えておりますので、大きな刺激とパワーを頂き、胸熱く、帰りの電車に乗りました。

なお、会場の様子など撮影させていただき事が出来ましたので、会期が終了次第、ここでも紹介したいと思います。

【追記】二木さんの了解も得られたので、会場写真を掲載いたします。
(なお、会場写真は作家の二木氏の了解無く転用することは不可と言うことでよろしくお願いいたします。)

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2006年10月16日 (月)

尾崎芳郎 水彩画・日本画展レポート

告知記事ですが、、、尾崎芳郎君の展覧会レポート「展示編」が完成しました。

展覧会記事がひとつに纏まっていた方が後々見やすいので、「準備編」に続ける形で更新しましたので、こちらからご覧ください。

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2006年9月29日 (金)

ワークショップなど・・・徒然

尾崎君の個展の事を、教室の皆さんやBLOGの読者の方々などにも知って欲しくて、ホームページを更新していたのだけれど、そんな流れでニフティー日記の閉鎖に気がついたりして、、、「そう言えば、(消えた日記に書いていた)ワークショップのときの写真を貰っていた筈。。。」と、一緒にワークショップをやったスーザンさんの友人の方から頂いたCD-ROMを探して、、、と、ついつい、ワークショップのページまで作ってしまいました。。。(汗)

まあ、それは、所謂ひとつの逃避行動な訳ですが・・・。

でも、久々に、ワークショップのときの画像などを見ていると、アメリカの方々の伸び伸びとした自由さに、改めて目から鱗が落ちる気分で、なんだか自分の今描いている絵が小さく見える気もします。

そんな事を漠然と思いながら、つい先日、カルチャー教室に出勤しまして、、、。

そもそも、カルチャー教室の講座は、アメリカでのワークショップの時にやった授業内容をベースにしているので、小規模(小さな教室なので)ながら、あの日に味わった感覚の、小さな残りのともし火を絶やさない様に継続しているようなところもある訳ですが、、、。

最近の授業では、初夏のころに新入生の方が入られた事もあって、初期のころの基礎的な内容をもう一度おさらいするように繰り返していまして、改めて初心に戻るというか、、、当時の新鮮な感覚を取り戻したように、最初から在籍している生徒さんたちもなんだか楽しそうで、もちろん私も楽しいし、、、。

そんな気持ちは作品に出ますから、出来上がる作品も「おお!」と、目を引くように色鮮やかなのでありました。

それに引換え、私の作品といったら・・・・。

とまあ、要は、軽めのスランプなんですけど、、、(苦笑)

芸術の秋!!と言わんばかりに、陽気もこの上なくよくなってきたようにも思いますし、、、そろそろ、奮起して、エンジンをかけねば!

と思いつつ、ブログなんか書いちゃってる(?)今日この頃なのでありました。

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2006年9月28日 (木)

@niftyの日記が突然の閉鎖。

ココログを使い始める前、同じ@niftyの「noteブック」というのを使って、三日坊主の日記をつけていたのですが、、、気がついたら、すでに時遅く、8月いっぱいで閉鎖になっていました。

主に日記には、アメリカでの展覧会やワークショップの時の記録を残していて、、、昨年秋に美術館のイベントで渡米したときの分はここのブログを書きはじめた時に転載したので難を逃れたのですが、もう少し手直しをしてから・・・と思っていた、一昨年のワークショップの記録がすべて消滅。

イベント的には、昨年のイベントよりもワークショップのほうが重要で、準備などにも苦労したので、「どうせ転載するなら、もう少し完成度を上げてまとまった形で残そう」と、気を遣ったのが裏目に出てしまったなあ~。。。と。

しかし、それにしても、noteブックの閉鎖に当たっては、何か告知があったのだろうか?

・・・と、改めて疑問に思っても、プロバイダから送られてくるメンテナンス情報のメールなどほとんど真剣に目を通したこともなかったので、異議を唱える資格もない訳ですけどね、、、しかし、老舗大手プロバイダの提供するサービスが、こんな風にあっさり閉鎖になるなんて思っても見なかったし、、、。

そういった意味では、ブログなども、今は人気があるので大丈夫だとは思いますが、、、「簡易ホームページ」の名のとおり、サイト制作の大部分を他力依存でお手軽に出来る分、サービスを提供する側の都合に左右される儚い部分もありますから、重要な部分はログを保存するなど、自己防衛をするに越したことはないのかもしれませんね。

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2006年9月10日 (日)

尾崎芳郎 水彩画・日本画作品展

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教室に在籍しております尾崎芳郎君が、初の個展を開くことになりました。

開催日程等は、以下のとおりです。

●日時/平成18年9月12日(火)~18日(祝・月)
 9:30AM~5:00PM(最終日は4:00PMまで)
●会場/栃木県那須郡那珂川町 馬頭広重美術館 視聴覚研修室ギャラリー

【以下、作品展レポート】

○準備編○

9月10日(日)、尾崎君の展示の手伝いと激励を兼ねて、馬頭広重美術館まで行ってきました。

美術館のある那珂川町は、栃木県中東部にある小さな町で、昨年、旧・馬頭町と小川町が合併して出来た新しい町です。

尾崎君は子供のころ温泉療養に通ったのがきっかけで、美しい自然に囲まれたこの地を気に入り、第二の故郷としてアトリエを構え、現在は自宅と往復しながら馬頭周辺の風景画などを描いています。

私も以前、尾崎君の案内で馬頭町を訪ねた事がありましたが、新町名に変わってからは初の訪問となりました。

船橋からは、国道16号で常磐道・柏インターへ、水戸で高速を下り、一般道で更に北へ向かいます。ちなみに、今回の所要時間は、船橋→柏(約一時間)、柏→水戸(約一時間)、水戸→馬頭(約一時間半)といった感じで、少しの渋滞と昼食休憩をとったので、順調なら約三時間程度の道のりだと思います。

途中いくつかポイントになる分岐点があるのですが、出発前に尾崎君のお父様から道順を詳しく教えていただいていたので、無事那珂川へたどり着くことが出来ました。

以前に見覚えのある風景が見えて来て一安心しつつ尾崎宅付近に差し掛かると、ちょうど出発準備をしている尾崎君一家と遭遇!
私の車に気がつき手を振る尾崎君の表情には、初個展への期待と緊張が遠目にも判かる程にじみ出ているように感じました。

「先に行ってるね!」と、、一足先に美術館へ。

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会場の馬頭広重美術館は、建築家・隈研吾氏の設計による美しい近代建築でも有名で、地元産の八溝杉による格子(ルーバー)に包まれた奇抜なデザインながら、周囲の自然と溶け込む落ち着いた風格も併せ持ち、市街地一番の上座のような場所に鎮座するように建っていました。

美術館を確認してから街の様子などを少し偵察して戻って来ると、ご一家も到着しており作品搬入のはじまりです!

美観を考え敢えて裏手側に設置したと思われるメインエントランスから美術館へ入り、展示場となる視聴覚研修室へ案内されると、これから始まる展覧会に、期待が膨らみます。

車から降ろした作品を運び入れ、まずは会場の設営です。
この部屋は多目的空間になっているので、展示用の壁面を目的にあわせて自由に配置出来るのですが、
尾崎君の希望で、部屋の隅にある大窓をつぶさず、外光の差し込む自然な展示空間を作ることにしました。

壁面の設置が終わると、一番大切なポイントでもある作品の配置決めですが、そこで問題発生!作品数に比べて壁面が窮屈な様子。
「足りなくて悩むよりは、選ぶのに苦労するくらいの方がいいよ!」と、出来るだけ多くの作品を持ってくるようにアドバイスしたのは他でもないこの私ですが、、、いざ作品を減らすとなるとなかなか非情になれないのも絵描きの心情というもので、尾崎君も「減らしていいっすよ!」と言いつつも、ちょっと悲しそうな表情で、諦めがつかない様子。

そこで、入り口側の本棚を利用してそこに幾つか小品を置くことを提案しましたが、尾崎君は相変わらず釈然としないので、当初の「大作を分散させる」という方針を捨て、小品だけをひとつの壁にまとめその距離を詰めて飾ってみると、思いのほか空間に余裕が生まれ、結局1点も省かずにすべての作品を飾ることが出来ました。

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そして、最後の大仕事はスポット照明の設置。
先述のとおり、多目的空間ゆえ、通常のギャラリーのような照明用レール等が無いため、配線等に少々手を焼きましたが、スポットライトに光がともると一気に部屋の雰囲気が視聴覚室からギャラリーに変貌!

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あとは、題名を印刷したキャプションをつけ、看板を掲げ、最後の仕上げです!尾崎君は、出来立ての受付にうれしそうに腰掛け、お客様方へ手渡す予定のポストカードや、芳名帳などをスタンバイし、初日に備えます。

さあ、いよいよ準備も万端!翌日の定休日をはさんで、作品展がスタートします♪

○展示編○

9月12日(火)
展覧会初日。
あいにくの空模様でしたが、緊張して受付の席に着くと、開場まもなく馬頭での展覧会をすすめてくださった金子さん(地元の絵描きさん)が真っ先に足を運んでくださいまして、「とうとう始まったね~」と一緒に喜んでんでくださいました!

そこへ、絵画教室からの花束が届き、次第に会場は賑わい始めました。
その後、馬頭アトリエのご近所さんや、台湾から観光にみえた方などまで、たくさんの方が見に来てくださり、初日の展示はあっという間に終わりました。

9月13日(水)
展示二日目。
2日続けてのあいにくの雨でしたが、そんな中、下野新聞支局長の石田さんと言う方がじきじきに、私の活動について取材してくださいました。
取材を受けたのは初めてだったのでとても緊張してしまいましたが、熱心に聞いてくださったので、なんとかスムーズに話すことが出来ました。

また、烏山のギャラリー「ここ侶」のオーナーとおっしゃる方や、広重美術館を応援している議員さんなども来られ、緊張の一日でした。

9月14日(木)
展示三日目。
朝、開場してまもなく、地元の障害者団体「作業所ポニー」の方々が、10名以上のグループで
見に来られまして、そのなかのある男性が「スイトピーの絵、気にいった!」と言ってくれました。

そうこうしていると、プロの写真家の方が見に来られ、「森の小道」の作品を見て「光と影がいいねー!」とか、「諦めちゃだめだよ!必ず道は開けるから!!」と、褒めてくださり、とても嬉しかったです。

9月15日(金)
展示四日目。
この日は、久々、朝から良い天候になり、気持ちの良い一日になりました。

佐野市からの団体さんが広重の絵を見に来た流れで私の絵も見に来てくださり、忙しい時間もありましたが、休み前だからなのか?その後は来場者も少なくゆっくり時間が過ぎていきました。

9月16日(土)
展示五日目。
読売新聞に記事を載せていただけたようで、「新聞をみたよ!」という方が、宇都宮からわざわざ見に来てくださいまして「やさしい絵ですね~」と感想を言ってくださいました。

また、美術館の裏に小学校があり、この日は運動会が開かれていたので、たくさんの地元のお子様達にも見てもらうことが出来ました。
その中のある子が「並木道が気に入った!」と言ってくれたのが、私にとってとても印象深かったです。

9月17日(日)
展示六日目
「森の小道」の取材に通った黒磯市の森でスケッチ中に出会った女性が、病院の先生とおっしゃる旦那さまを連れて見に来られました。
その方とは制作中にも何度かお会いして、途中の絵を見てもらっていたので、完成したのをとても嬉しそうに見て、「病院の玄関に飾るから私にも一枚絵を書いてください!」と、絵の注文までくださいました!

そして、水曜日に取材を受けた下野新聞にも記事が載り、驚くほどたくさんの方が会場に押しよせ、家族全員で応対するのも精一杯の一日でした。

9月18日(月)
展示最終日
いよいよ、展示も最終日。
昨日の疲れもまだ残っていましたが、さいごの気力を振り絞って会場へ向かうと、常陸太田市の議長さんとおっしゃる方が来られ、ゆっくり熱心に作品を見ていただき、応援のお言葉などもいただいて、疲れた体にも元気が出ました。

最終日の掛けこみで、最後に来て更にたくさんの方が訪れ、7日間の会期も無事盛況のうちに終わることが出来ました。

そして、展示時間が過ぎると、両親とともに名残惜しい気持ちを押さえて作品を片付け、近くのレストランへ向かって、家族で打ち上げをしました。
両親ともきっと疲れていたのにすごく楽しそうだったので、僕も嬉しかったです。

【展示を終えて】
初めての展覧会だったので、「本当に人が見に来てくれるのか・・・?」不安も多々有りましたが、始まってみると、たくさんの方々が見に来られ、励ましの言葉などもいただき、その不安も吹っ飛びました。

そして、新聞に2度も載せていただいたり、絵の注文までいただいたこと、プロの写真家の方に褒めていただけた事など、とても大きな自信になりましたし、第二の故郷である馬頭の方々に喜んでいただけたことが私は何よりも嬉しく、とても感謝しています。

また、展覧会のあと、お世話になった美術館のスタッフの方にお礼の挨拶に行くと「ぜひまたココで展覧会をしてくださいね!」と、温かなお言葉を掛けていただき、それに応えるためにも、ぜひまた頑張って、作品がたまったら第2回の個展も開きたいな!と思いました。

                    平成18年秋 尾崎芳郎

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2006年8月 6日 (日)

夏休みのはじまり

8月に入って絵画教室も夏休みを頂き、制作活動の方に専念させていただくことになりました。

・・・と、夏休みに入ったときに「集中制作に取り掛かるに当たっての抱負でも書こう!」と、ココまで下書きしたきり、なだれ込むように制作活動の渦に飲み込まれ、、、続きを書くのが今日に至ってしまったので、記事の日付は8月6日となって居りますが、今はもう、17日(苦笑)

そうこうするうちに立秋を過ぎて暦のうえではもう「秋」、そう言えば少しばかり暑さも黄昏て来て、今年もまた「夏らしい事」の一つもせずに、この季節が過ぎていこうとしています。

そもそも私は11月生まれの冬男で、夏よりも冬の方が好きだったりするのですが、、、それにしても、こんな夏の過ごし方は「人として不健全?」な様な気もしなくは無いな?と、(苦笑)

そう言えば、ずいぶん長い間そんな夏ばかりを過ごしているような気もするのですが、思い起こせばその根源は高校時代に遡りまして、、、。

高校2年生の私は都内の美術系予備校に通い始め、夏休みは、所謂ひつの「夏期講習」で、朝から晩まで木炭デッサン三昧の日々。

普段は日曜の基礎クラスに通っていただけでしたが、夏期講習は約一ヶ月間休み無く通学し、2日に一枚のペースでデッサンを完成させるので、家に戻ると疲れてフラフラ。・・・でも、毎日好きなことだけやって過ごせる日々はとても幸せで、あっという間に一月が過ぎました。

・・・が、そんな新鮮な感動もつかの間。~翌年からは、迫る受験へのプレッシャーの中での夏期講習となり、、、挙句の果て、怒涛の4年間!(ちなみに、3浪しました)。今思い出しても、苦しい思い出でしか無いようにも思いますが、、、。

そんな習慣が身についてしまったのか?「夏はストイックに過ごすもの」と言う感覚で、羽を伸ばして遊べない体になってしまったのでありました(苦笑)

大学時代にはそれなりに旅行に出たり諸々、遊びもしましたが、、、卒業後は、参加し始めた公募展が夏の終わりに締め切りなので、毎年、梅雨が明けてだんだん暑くなってきた頃に作品を描き始め、仕上げて搬入する頃にはもう秋・・・みたいな?。

その点、今は個展活動が中心なので好きなように過ごせば良い筈なのですが、来年春の個展を睨むと、やはりこの夏が勝負時と言うことで、結局、今年もまた「いつもみたいな夏」・・・を過ごしている訳で。

でも、こうして毎日作品の前に座っていると、数々の苦しかった想い出も懐かしく思い出されてきまして、「そんな苦しみも含めて青春の日々だったのかなあ?」と。・・・♪

結局のところ、こんな夏の過ごし方が私は好きなんですね?きっと(笑)

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